逃 避
散影翳
さんえいかげ
TARGET / 憑かれる者 現実から目を背ける者・変化を恐れ止まり続ける者
……逃げ場は、ない。お前が誰かに道を示すたびに、私はソコに現れる
THE SIN
邪神プロフィール
(時津霊・ときつたま)
THE POSSESSED
憑かれた者の姿
散影翳に憑かれた者は、こう振る舞う。
(「もう少ししたら」と言ったあの日から、何日経ったか)
(先延ばしにしている一件を、今すぐ言えるか)
JUDGEMENT / 判定
五つのうち、二つ以上。
—それだけで、憑依は成立する。
THE FALL
堕ちた由来
散影翳の狩衣には、黒と深緑の複雑な紋様が刻まれている。腐って千切れた今も、その意匠は高貴な出自を隠せていない。
かつてこの存在は、誰かの道を切り開く役割を持っていた。先を見て、示して、進ませる。それが務めだった。だが示した先へ自分が踏み出す番になった時、動けなかった。一度だけのつもりだった。
先送りには理由が要る。だからこの邪神は理由を作ることに長けていった。作られた理由はどれも筋が通っていて、誰にも反論されない。反論されないまま、季節がいくつも過ぎた。
今、散影翳は影の中にしかいない。誰かが光の下へ踏み出すたび、その足元に濃く伸びる。羨ましいのだ。だから追いかけて、止める。
THE METHOD
侵食の三段階
決断の期限を、静かに一日ずつ後ろへ動かす。動かした自覚はない。ただ、今日でなくてもいい理由が毎朝きちんと用意されている。
動かないことが判断の結果に見えてくる。慎重・冷静・現実的??どの言葉も嘘ではないので、誰にも崩せない。ここで人は、逃避と熟慮の区別を失う。
動かないことが平常になる。もはや何かを我慢している感覚すらない。踏み出した誰かの話を聞いても、心が動かなくなる。
これが散影翳の「勝利」の形BATTLE
天界バトル / 戦闘能力
- 焦点屈折オーラ 薙刀を一振りするだけで発動する武器固有能力。相手の視界の中で散影翳が別の場所に見える。実際の位置が分からないまま斬られる
- 葬影投(そうえいとう) 漆黒の薙刀を投擲する。着地点から黒紫の炎が爆発的に広がり、相手を吹き飛ばす
四方に影の壁を投じて完全包囲する。身動きの取れなくなった相手へ、薙刀で切り付ける。走らない。歩いて近づく。その不気味さが最大の恐怖になる。
WORDS
邪神語録
……私はソコにはいない。ずっと、そうだっただろう
その方向に、意味はない
……どこにも、行けない。観念しろ
THE EXORCIST
この邪神に対敵する覚醒神
迷いは恥ではない。
潮と星を読まずに漕ぎ出す方が、よほど無謀だ。