虚 言
塗心垢
としんあか
TARGET / 憑かれる者 現実を直視できない者・嘘をつき続ける者
……虚飾も塗り重ねれば、現実になる
THE SIN
邪神プロフィール
(遠嗥命・とおなきのみこと)
THE POSSESSED
憑かれた者の姿
塗心垢に憑かれた者は、こう振る舞う。
(最後についた小さな嘘を、思い出せるか)
(誰にも言っていない本音は、いつからそこにあるか)
JUDGEMENT / 判定
五つのうち、二つ以上。
—それだけで、憑依は成立する。
THE FALL
堕ちた由来
塗心垢の全身は、濁った青の塗料で均一に覆われている。ツルツルとして、継ぎ目がない。どこから塗り始めたのか、外からは分からない。
最初の一層は、ごく薄いものだった。都合の悪い一点を隠すための、小さな嘘。それで場が収まったので、次の一点も塗った。三度目からは、塗ることに理由が要らなくなった。
厄介なのは、この邪神が真実を知らないわけではないという点だ。知っている。分かっている。分かった上で、塗る。内側へ向けては「まだ決める時じゃない」と言い続け、外側へ向けては「何も分かっていない」という顔をする。二重に塗られた層は、やがて人格そのものになった。
薄ら笑いを浮かべたその顔も、塗料の上に描かれたものだ。
THE METHOD
侵食の三段階
都合の悪い一点だけを塗り隠す。悪気はなく、その場を収めるためだけの一手だ。塗った本人は、下に何があるかをまだ憶えている。
整合を取るために、次の層が要るようになる。話は滑らかになり、矛盾は消え、周囲は納得する。この頃から、どこまでが事実だったかが曖昧になる。
層が人格そのものになる。本音を言おうとしても、出し方が分からない。剥がせば自分が崩れるという確信だけが残り、塗り続けるほかなくなる。
これが塗心垢の「勝利」の形BATTLE
天界バトル / 戦闘能力
- 惑煙吐(わくえんと) 煙管を一口吸い、鋭く吹きつける。瞬時に視界が塗り潰される
- 塗網投(としもうとう) 煙の中から投網を大きく投げる。視界を奪われた相手に絡みつき、動きを完全に封じる
- 封鎖刈(ふうさかり) 鎖を振り回して分銅を叩きつけ、絡めたところを鎌で一気に薙ぎ払う
両手を広げると、手のひらから塗料がどろりと滴り落ちる。地面に着いた滴が次々と小さな人型になり、一斉に襲いかかる。触れた箇所から視界が塗り潰されていく。
WORDS
邪神語録
……その洞察力とやら、今は役に立つまい
……絡めとってやろう。お前の真実ごと
……真実など、断ち切ってしまえ。抵抗するだけ、無駄だ
……私が創り出した仮の姿よ。さあ、お前たちの出番だ
THE EXORCIST
この邪神に対敵する覚醒神
塗り重ねるならば、
塗れない場所がある。