強 欲
枯渇淵
こかつえん
TARGET / 憑かれる者 何を得ても満足できない者・快楽に溺れる者
……まだ足りぬ。お前の持つモノも、全て頂戴するわ
THE SIN
邪神プロフィール
(育豕翁・やしないおきな)
THE POSSESSED
憑かれた者の姿
枯渇淵に憑かれた者は、こう振る舞う。
(昨夜、何を食べたか。—その味を、思い出せるか)
(直近で、何を手に入れたか。—その喜びは、何日もったか)
JUDGEMENT / 判定
五つのうち、二つ以上。
—それだけで、憑依は成立する。
THE FALL
堕ちた由来
枯渇淵は、はじめから邪神だったのではない。 かつては豊穣を司る宮廷の女神だった。 美しいものを求め、雅を極め、それを民に配ることを喜びとしていた。
歪みは、望みが叶ったところから始まった。 満たされた—そう感じた瞬間は、確かにあった。 だがその翌日、彼女はもう次を数えていた。 求めることが喜びだったはずが、いつからか、求めていないと不安になっていた。
十二単は今も豪奢なままだ。簪も、刺繍も、当時のかたちを保っている。 腐っているのは裾だけ。黒く朽ちて、千切れて、床を引きずっている。 本人は振り返らないので、それに気づいていない。
扇の陰で、枯渇淵は今日も優雅に微笑んでいる。 目だけが渇望の赤に濁ったまま、笑っていない。
THE METHOD
侵食の三段階
そのものを味わうより、手に入れたと示すことを優先させる。 箸より先に画面へ手が伸び、開封より先に撮影が始まる。 この段階では、まだ喜びはある。あるが、記録し終えてからでないと始まらない。
今あるものへの不満を絶やさない。 もっと良いもの、もっと上の店、まだ手にしていない何か??常に外側を見せ続ける。 満たされる直前で、必ず次を差し出す。ここで人は、満ちることをやめる。
何を食べても、何を手に入れても、何も感じなくなる。 高価であろうと、長く待ち望んだものであろうと、喜びが届かない。 苦しみはない。ただ、味も嬉しさも抜け落ちている。 本人は、自分が何かを失ったことにすら気づかない。
これが枯渇淵の「勝利」の形BATTLE
天界バトル / 戦闘能力
- 爪裂き(つめざき) 黒く長い爪を振るい、濁った紫の斬撃を三連で放つ。触れた箇所が紫に爛れていく
- 紫炎弾(しえんだん) 腐食した宝飾品を一斉に解き放ち、濁った紫の光弾として叩きつける
- 渇望酔い(かつぼうよい) 十二単の裾を大きく払う。濁った紫の波がフィールドを覆い、視界が歪んで判断が鈍る
扇を高く掲げる。扇そのものが砕け、無数の濁った紫の刃となってフィールド全体へ降り注ぐ。 刃の落ちた地面はことごとく紫に爛れ、逃げ場が消える。
WORDS
邪神語録
その輝き、私に寄越しなさい
その程度で満ちるとでも?……哀れね
もっと欲しいのでしょう。お前も、私と同じように
全て頂いていくわ。どうせお前は、何も満たされないのだから
THE EXORCIST
この邪神に対敵する覚醒神
奪い続ける者は、いつか枯れる。
育て続ける者だけが、豊かであり続ける。